相続税に適用できる控除
相続税には基礎控除の他にもいくつか控除があります。相続税の納税額を計算する行うには、各種控除について知っておく必要があります。
控除が使えれば納付額が大きく変わりますので、適用でいる控除があるのでしたら、是非活用しましょう。
配偶者控除（配偶者の税額軽減）
被相続人の配偶者（内縁の妻は適用外）。
【控除の内容】
法定相続分の範囲内、1億6,000万円までの範囲での相続分において、相続税が控除されます。（※相続税の申告期限までに遺産分割が完了している財産に限ります）
未成年者控除
相続開始日の時点で、18歳未満の相続人。
【控除の内容】
10万円 × その未成年者が満18歳になるまでの年数
※1年未満の期間は切り上げ
※1年未満の期間は切り上げ
障がい者控除
相続開始日の時点で、85歳未満の障害者
【控除の内容】
一般障害10万円、特別障害者20万円 × その障害者が満85歳になるまでの年数
贈与税控除
相続が開始する3年以内前に、被相続人から贈与によって財産を取得し、贈与税を支払った場合
【控除の内容】
相続人が過去3年以内に支払った贈与税の金額が控除されます。また、上限はありません。
相次相続控除
全ての相続人。
相続税を納付した一次相続が発生してから、10年以内に次の相続（二次相続）が相次いで発生した場合。
【控除の内容】
二次相続以降の相続税が一部控除されます。
外国税額控除
外国にある相続財産を相続した人
【控除の内容】
外国で実際に支払う日本の相続税に相当する税額
もしくは、日本の相続税額 × 国外財産の価格 ÷ 相続財産の総額
もしくは、日本の相続税額 × 国外財産の価格 ÷ 相続財産の総額
相続税申告の関連項目
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