
三宮 | 神戸・三宮・明石・加古川・播磨の相続なら、相続遺言相談センター
2025年08月04日
Q:司法書士の先生、はじめての相続でわからないことだらけです。どのように手続きを進めればよいでしょうか?(三宮)
私は三宮在住の50代女性です。同居していた母が先日亡くなったのですが、相続手続きをどのように進めればよいかわからず困っています。両親はずいぶん前に離婚していて、父には頼ることのできない状況ですので、私と妹の2人で協力して相続手続きを進めるしかありません。
今私が住んでいる三宮のアパートは母の名義になっているはずなので、相続手続きが必要ですよね?どのように相続手続きを進めればよいかわからず、三宮で頼れる親族もいないので、司法書士の先生に相談させていただきました。(三宮)
A:相続手続きの進め方をご紹介します。ご質問などありましたらいつでもお気軽にお問合せください。
相続手続きをはじめるにあたり、まず確認するのが遺言書の有無です。
相続では原則として亡くなった方(以下、被相続人)の最期の意思である遺言書で示された内容が最優先となり、遺言書に沿って手続きを進めることになります。
三宮のご自宅で遺品整理される際に、遺言書が残されていないかどうか、確認なさってください。
遺言書が残されていない場合には、以下の流れに沿って相続手続きを進めていきましょう。
【一般的な相続手続きの進め方】
(1)戸籍収集による相続人の調査
被相続人の戸籍を出生から死亡まですべて収集し、そこに書かれた情報をもとに相続人が誰になるか確認します。併せて相続人全員の現在の戸籍謄本も取り寄せておきましょう。
(2)相続財産の調査
相続の対象となるのは、預貯金や現金、不動産などの”プラスの財産”だけではありません。借金やローンなどの”マイナスの財産”も相続人に引き継がれます。被相続人がどのような財産を所有していたのかすべて調査しましょう。
財産情報を証明する書類として、被相続人の預金通帳や、三宮のアパートが持ち家であれば、登記事項証明書、固定資産税の納税通知書などを集め、それをもとに財産目録という被相続人の財産の一覧表を作成します。
(3)相続方法の選択
相続方法には、単純承認・相続放棄・限定承認の3つがあります。相続放棄や限定承認を選択する場合には、“自己のために相続が発生したと知った日から3か月以内”に、家庭裁判所に申述が必要です。
被相続人の財産を引き継ぐ単純承認を選択するのであれば、特に行うべき手続きはありません。
(4)相続人全員による遺産分割
被相続人の財産をどのように分け合うか、相続人同士で話し合います。この話し合いを”遺産分割協議”といい、相続人全員の参加が必須要件となっています。遺産分割協議で合意した内容は、遺産分割協議書にまとめ、相続人全員で署名捺印しましょう。
(5)各種財産に応じた名義変更手続き
不動産や有価証券など、引き継いだ財産の種類に応じて名義変更の手続きを行います。その際、(4)で作成した遺産分割協議書の提示が求められます。
簡単にご説明しましたが、相続状況によっては家庭裁判所での手続きが発生することもありますし、相続財産の金額によっては相続税の申告納税も行わなければならない場合もあります。
三宮の皆様が行うべき相続手続きは相続状況に応じて異なってきますので、相続に不慣れな方がご自身で判断したり手続きを進めたりするのは非常に大きな負担になると考えられます。
三宮の皆様、相続手続きは専門家が代行することも可能ですので、ご自身での手続きに不安がある場合にはいつでもお気軽に加古川相続遺言相談センターへお問い合わせください。三宮での相続手続き実績を豊富にもつ専門家が、初回のご相談は無料にて対応させていただきます。
2025年05月02日
Q:兄が亡くなりました。相続手続きで必要な戸籍謄本について司法書士の先生にお伺いしたいです。(三宮)
三宮在住の者です。先日、兄が亡くなりました。兄には結婚歴がありますが、亡くなった時は独り身で、子供もおりません。私たちの両親も他界しているため、弟である私が相続人になると思います。自分で相続手続きを進めようと思い、色々調べているのですが、兄弟間での相続で必要な戸籍謄本がよく分かりません。兄の相続手続きにはどの戸籍が必要なのでしょうか。(三宮)
A:お兄様の相続手続きで必要な戸籍は下記になります。
まず、相続で必要になる基本的な戸籍謄本は下記になります。
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本
- 相続人全員の現在の戸籍謄本
上記の戸籍謄本に加え、兄弟の相続では下記の戸籍も必要です。
- 被相続人の両親それぞれの出生から死亡までの戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本
これらの戸籍を収集することにより、法定相続人であることを第三者に証明することができ、相続手続きを行うことができます。
被相続人の出生から死亡までの戸籍は、被相続人の配偶者や子供がいるかなどを確認することができます。そして、両親それぞれの出生から死亡までの戸籍では、両親が存命なのか、被相続人に兄弟姉妹がいないかを確認することができます。
被相続人の戸籍から、認知している子どもや養子がいることが分かった場合には、その方が相続人になり、ご相談者様は相続人ではありません。そのため、お兄様の出生から死亡までのすべての戸籍を収集し、相続人を確定するようにしましょう。
相続人調査については、被相続人の最後の戸籍から従前戸籍を読み取り、順を追って出生時の戸籍まで遡っていきます(同じように、ご両親の戸籍から順に追っていきます)。過去に戸籍が置かれていたすべての本籍地の市区町村窓口に戸籍を請求する必要があるため、手間と時間を要します。そのため、早めに着手するようにしましょう。
兄弟相続の場合、相続人を証明するために多数の戸籍を取り寄せる必要があり、手間がかかります。戸籍収集以外の相続手続きも多くあり、相続が初めての方にとっては苦労されるのではないかと思います。相続手続きは専門家に依頼することも可能です。三宮で相続手続きのご相談なら加古川相続遺言相談センターにお気軽にお問い合わせください。
加古川相続遺言相談センターでは初回完全無料相談を実施しております。三宮にお住まいで相続に関するご相談なら、加古川相続遺言相談センターにお任せください。三宮の皆さまの相続を親身にサポートいたします。
2025年02月04日
Q:父が亡くなりました。認知症である母を含めて遺産相続手続きを行う予定なので、司法書士の先生に進め方をご相談したいです。(三宮)
三宮に住んでいる父が亡くなったので、家族で相続手続きについて相談を始めているところです。しかしながら母親が認知症で話し合いや署名、押印といった行為が出来そうにないため、子供である私たち(私と兄)が母親分の相続手続きも合わせて代理で行おうと思っているところです。相続財産としては三宮の自宅、タンス預金と銀行預金併せて1500万円ほどの現金が父名義であることは確認済みです。法的にも問題がないように分割して相続手続きを行おうと思っていますが、何か問題があれば司法書士の先生に教えていただきたいです。(三宮)
A:家族であっても正当な代理権なく認知症の方に代わって相続手続きを行うことは出来ません。
加古川相続遺言相談センターにお問い合わせありがとうございます。
まず最初にお伝えしたい事は、たとえご家族の方であっても正当な代理権もなく認知症の方に代わって相続手続きに必要な署名や押印をする等の行為は違法となります。そうした場合、どうすれば相続手続きを進められるのかという話になると思いますが、その方法の1つが成年後見制度の利用です。
成年後見制度とは、意思能力が不十分な方(認知症、知的障害、精神障害など)が不利益を被らないように保護するための制度です。法律行為である遺産分割は認知症などで判断能力が不十分とされた場合その行為を行う事ができませんが、家庭裁判所が選任した成年後見人という代理人を通じてであれば遺産分割を成立させることができます。
民法で定められた一定の者が家庭裁判所に申立てを行い、家庭裁判所が相応しい人物を成年後見人として選任します。この「相応しい人物」についてですが、成年後見人には親族が選任される場合もあれば、第三者である専門家選任される場合や複数の成年後見人が選任される場合など、様々です。成年後見人が選任されると遺産分割協議後も成年後見制度の利用が継続する事も覚えておきましょう。今回の相続手続き後も、お母様の生活にとっても必要か考えて法定後見制度を活用する事をおすすめいたします。
参考までに成年後見人になれないとされている方を挙げると、未成年者、家庭裁判所で解任された法定代理人と保佐人と補助人、破産者、本人に対して訴訟をした又はしている人とその配偶者とその直系血族、行方の知れない者。こういった方々はそもそも成年後見人になれない事も前提としてご案内しておきます。
遺産相続手続きにおいて、今回のご相談者様のように相続人の中に認知症や障がいなどで意思判断能力の乏しい方が含まれるケースは少なくないと思います。そういった場合には、ぜひお近くの専門家へと相談をすることをおすすめします。
加古川相続遺言相談センターでは、初回は無料でご相談のお伺いさせて頂いております。三宮にお住まいの皆様、三宮で相続に関するお困り事で悩んでいらっしゃる皆様、どのような些細な事でも構いませんので、ぜひ一度お気軽に加古川相続遺言相談センターまでお問い合わせください。ご相談者様に寄りそい、相続の専門家がアドバイスやサポートをさせて頂きます。
まずはお気軽にお電話ください
0120-079-006
営業時間 9:00~20:00 [土・日・祝も相談対応]


- 足が悪い、遠方で出かけて行けない方などは、どうぞ出張相談をご利用下さい。担当者が、播磨・神戸から、無料で出張相談に対応いたします。

- 電車や公共交通機関をご利用の方は、駅まで送迎をしております。お気軽にご要望下さいませ。