相談事例

相続手続き | 神戸・三宮・明石・加古川・播磨の相続なら、相続遺言相談センター

加古川の方より相続に関するご相談

2024年12月03日

Q:相続する不動産が遠方にあるのですが、どのように相続手続きを進めればよいか司法書士の方にお尋ねします。(加古川)

はじめまして。私は加古川に住む40代男性です。父が亡くなり相続手続きを進めているのですが、不動産の手続きの件で司法書士の先生に質問があります。

父名義の不動産はいくつかあるのですが、加古川にある父の実家と土地は私の兄が相続することになり、私は東北の方にある土地を相続することになりました。この土地は全く活用していないので、売却して現金化する予定でいます。
兄は加古川の実家に住み続けるつもりのようなので、代わりに私が遠方の土地を相続することで納得してはいるのですが、どのように手続きすればよいのかわかりません。兄は忙しい人ですので、比較的時間の融通が利く私が率先して手続きを進めようと思いますが、さすがに遠方まで出向いて手続きするのは億劫です。現地まで出向かずに加古川で相続手続きはできるのかどうか、教えてください。(加古川)

A:不動産の相続手続きは、現地に出向かず行う方法があります。

不動産の相続手続きは、その不動産の所在地を所轄する法務局(支局・出張所)で行う必要があります。法務局の所轄については法務省のウェブサイトよりご確認いただけます。
加古川のご相談者様は不動産の売却を予定しているとのことですが、相続で不動産を取得した場合には、「相続登記」という名義変更の手続きを行う必要があります。相続登記の申請が完了しない限り、土地を売却することもできませんので、まずは相続登記を行いましょう。

相続登記の申請方法には、(1)窓口申請、(2)オンライン申請、(3)郵送申請の3つの方法があります。

(1)の窓口申請については、その名のとおり所轄の法務局に出向き、窓口にて申請する方法です。窓口受付時間は平日の日中ですので、その時間に出向く手間や交通費がかかります。

(2)オンライン申請は、専用ソフト(申請用総合ソフト)をインストールしたパソコンを用いて、オンライン上で申請書を送信する方法です。国内すべての法務局がオンライン申請に対応しておりますので、遠方の不動産でも問題なく手続きが可能です。

(3)郵送申請は、作成した登記申請書を郵送で提出する方法です。郵送事故を防ぐためにも、簡易書留以上の方法で送付することが推奨されています。郵送代はかかりますが、窓口申請の交通費と比較すると安く済みますし、時間も節約できます。ただし、申請書類に不備が見つかった場合には、郵送でのやりとりとなるのでご注意ください。窓口申請であればその場で修正できるような些細なミスでも、郵送申請の場合には届くまでに日数がかかってしまいます。

相続登記の申請書には細かなルールが定められており、申請書の不備は申請者自身が修正しなければなりませんので、不慣れな方が作成すると何度もやり取りが必要になる恐れもあります。

加古川相続遺言相談センターは相続を専門とする司法書士事務所として、加古川だけでなく遠方の相続登記の申請もサポートさせていただきます。加古川で相続手続きについてお困りの方は、どんなことでも結構ですので、加古川相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用いただき、お悩みをお聞かせください。相続の専門家として、加古川の皆様のお話を丁寧にお伺いし、すべての相続手続きが円滑に進むようサポートいたします。

播磨の方より相続に関するご相談

2024年11月05日

Q:相続財産が不動産しかない場合の遺産分割について司法書士の方に伺います。(播磨)

亡くなった父の相続手続きについて教えてください。相続人は私と二人の弟の計三人です。父は私たちが子供のころに母親と離婚していて、晩年は播磨の実家で一人暮らしをしていました。ここ数年は認知症のような症状もあったので、播磨市内に住んでいる私が病院に付き添ったり日ごろの世話をしていました。弟は播磨には住んでいませんが、時々播磨に帰って父の様子を見にいってくれていました。その後父が亡くなって、相続手続きを行う事になったので遺産を調べたところ、父の遺産は播磨の自宅と播磨郊外にある空き地のみでした。借金がなかっただけマシですが、ギャンブル好きの父に現金はほとんど残されていませんでした。不動産を相続人3人で分ける場合はどうしたらいいでしょうか。(播磨)

A:不動産の分割方法についてご説明します。

身近な方が亡くなって相続が始まりましたら、まずは被相続人(亡くなった方のこと)が遺言書を残されていないか探します。相続手続きでは遺言書の有無によりその後の手続きが変わります。遺言書がある相続では、遺言書の内容通りに遺産分割を行えばよいので、相続人全員が集まって遺産分割について話し合う必要はありませんし(遺産分割協議)、遺産分割協議書も作成する必要はありません。
今回は遺言書がない場合の相続についてご説明します。
遺産分割協議を行うにあたり、まずは不動産の価値を調べなければなりませんので、ご実家とアパートの評価を行います。不動産評価は専門家ですら難しい分野となるため、ご自身で行おうとはせず、加古川相続遺言相談センターにご相談ください。
被相続人の遺産は相続人の共有財産ですので、遺産分割協議を行って全員が納得のいくように分ける必要があります。とはいえ、不動産は現金のようにそのままでは分けることは出来ませんので、以下のような方法を検討します。
【現物分割】相続財産をそのまま相続人で分けます。ひとりがご自宅を、もう一人が別の不動産を、といった方法です。不動産評価が全く同じではありませんので、全員が納得しなければ成立しません。なお、ご相談者様の場合、相続人は3名であるため、こちらの方法ではお1人が相続できなくなってしまいますので、他の案を選択します。

【代償分割】遺産を相続する相続人と相続しない相続人が存在します。相続した者は、相続していない者に対して、法定相続分相当の代償金ないし、代償財産を支払うことで均等とする方法です。この方法は、不動産を手放すことなく遺産分割を行うことができるため、相続財産である自宅に相続人が住んでいる場合などに引き続き住むことが可能となります。ただし、財産を相続した者は、代償金または代償物を用意しなければなりません。
【換価分割】相続財産の不動産を売却して現金化して相続人で分割する方法です。必要のない不動産を相続する場合には良い方法と言えます。

加古川相続遺言相談センターは、相続手続きの専門家として、播磨エリアの皆様をはじめ、播磨周辺の皆様から多くのご相談、ご依頼をいただいております。
加古川相続遺言相談センター
では、ご依頼いただいた皆様の相続手続きについて、播磨の地域事情に詳しい司法書士が親身になってサポートさせていただきます。まずは加古川相続遺言相談センターの初回無料相談をご利用のうえ、お気軽にご相談ください。加古川相続遺言相談センターのスタッフ一同、播磨の皆様、ならびに播磨で相続手続きができる事務所をお探しの皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げます。

三宮の方より相続に関するご相談

2024年10月03日

Q:これから父の相続手続きを行いますが、所要期間はどれくらい見積もればよいでしょうか、司法書士の先生に教えていただきたいです。(三宮)

先日、三宮に住む父が亡くなりました。葬儀等は無事執り行うことができ、これから父の遺品整理や相続手続きに着手する段階です。私は三宮には住んでおらず、諸々の手続きをする際には時間がとれる時期にまとめて進めたいと考えているため、相続手続きにかかる期間について質問させていただきました。必要書類についても教えていただきたいです。相続人は母と長男である私と妹の2人になります。遺産は三宮の実家と預貯金が数百万円です。大体の目安で構いませんので、所要期間を教えてください。

A:相続手続きの大まかな流れと所要期間、必要書類は下記になります。

相続財産は一般的には下記があげられます。

①金融資産…現金・預貯金・株など

②不動産…自宅などの土地・建物

相続財産の対象となるものは他にもありますが、財産の大部分を占めるこの2つの財産についてご説明いたします。

【①金融資産の相続手続き】

被相続人名義の口座を相続人の名義へ変更する、または解約して相続人へ分配する手続きになります。

必要書類は戸籍謄本一式、遺産分割協議書、印鑑登録証明書、各金融機関の相続届等です。相続のご状況や金融機関によって必要書類が異なる場合がありますので各金融機関にご確認ください。

金融資産の相続手続きに要する期間は一般的に2カ月弱程度です。

【②不動産の相続手続き】

被相続人名義の不動産を相続人の名義へ変更する相続登記を行います。

必要書類は戸籍謄本一式、被相続人の住民票除票、相続する人の住民票、遺産分割協議書、印鑑登録証明書、固定資産税評価証明書等です。これらの準備ができたら法務局で申請します。

不動産の相続手続きに要する期間は一般的に2カ月弱程度です。

なお、2024年4月1日の法改正により相続登記(不動産の名義変更)には期限が設けられましたので早めに着手されることをおすすめいたします。

今回の相続では、ご相談者様からお伺いしたご質問内容のみで一般的な期間の目安をお伝えしました。しかし、遺言書がある場合には遺言書の内容に従って手続きを進めることができますが、遺言書がなく遺産分割協議が必要になる場合、話し合いがスムーズにいかないなどの問題が発生するとさらに多くの時間を要することになります。また、相続人の中に未成年者や認知症の方がいる場合には家庭裁判所での手続きが必要になるなど、相続ではご状況によって必要な手続きが異なります。ご自身でのお手続きが難しいという場合には相続の専門家に依頼することも可能です。

加古川相続遺言相談センターは三宮エリアの皆様より、多くのご相談とご依頼をいただいております。相続の実績豊富な専門家が三宮の皆様の相続手続きをサポートいたします。三宮エリアで相続手続きのご相談なら加古川相続遺言相談センターにお任せください。まずは初回の無料相談よりお気軽にご相談ください。

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